ミラーボール日記

カテゴリ: 映画

ゴールデンカムイの実写版。
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北海道の自然や歴史、
アイヌ風俗の丁寧な描写に秀でたコミック。

実写ではそれらが大幅にカット。
アクションと野生動物、食にフォーカス。
尺が決められてるので仕方ない。
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後半は緊迫したアクションシーンの連続。
観ててちょっと疲れた。

大げさな音楽がウポポイみたいで
逆に陳腐。

大自然でのロケなんだから、
音楽をカットして、
風や川、森の音、
焚火のはぜる音とかを入れてほしかった。

キャスティングについては、ほぼ及第点。
牛島だけが残念。
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これでは羆を投げ飛ばせない。

ゴールデンカムイ展やスタンプラリー。
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一緒に行った三女の評価はいまいち。

実写化ってそんなもんだよね。
ジョジョの実写版はいまだに観てません。

家族みんなで観られたのが良い思い出。

北野武流本能寺の変。
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「座頭市」がおもしろかったので、期待大。

暴れん坊の信長、
虎視眈々と後継ぎを狙う秀吉、
生真面目に武士道を全うする光秀。

主人公を軸にせず、
群像劇にしたことで
信長の後継ぎ抗争を客観的に描写。

秀吉陣のアドリブコント、
次々と影武者を替える家康、
切腹に至るまでの長い儀式。

武らしい遊びも随所。

血生臭い戦シーン、
5分おきくらいにある首ちょんぱ、
武将同士の痴話。

好き嫌いが別れそうな武流戦国時代。
「花の慶次」に近い世界観なので、
自分的には大好きでした。

ため息が出るくらいの豪華キャスト。
信長のキレっぷりや、
中村獅童の汚れっぷりは見事。
諜報役のキム兄が助演賞級の印象。

「花の慶次」好きにはおすすめ。

たけし、ありがトゥース!!

アニメのジャンルを越えて、
スポーツ映画として秀逸。
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内容は山王戦のみ。

ただ、背番号7番の宮城リョータを軸にしたことで、
コミックファンを飽きさせない新鮮な展開。


登場人物の家族などがほとんど描かれてなかったコミック。

本作ではリョータの出自が描かれていて、
深みを演出。


桜木をはじめとした、他の選手の魅力。 

アニメにつきもののコメディ&コケティッシュな演出。

山王戦という限られた枠でそれらすべての演出は不可能と恐らく判断。

それらをばっさり削ぎ落とした潔い演出が好感。



プレイの臨場感は鳥肌。

特にフリースローでは選手やコート全体の緊張感まで伝わってくる。

恐るべし日本アニメの技術力。


コミック読破者には恐らく納得&感動の一作。

ただ、山王戦前のストーリーがリョータ以外はカットされてるので、
スラムダンク初経験者には伝わりづらい部分があるだろうな。


神々の山麓」のように頭を揺さぶられた作品。


井上さん、ありがトゥース!!




韓流ノワール名作「新しき世界」のパク·フンジョン監督の最新作。
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対立組織の幹部を暗殺して済州島へ身を潜めるテグ。
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テグをかくまう父娘の義娘ジェヨンは余命わずか。

静かな島で心を通わせ始める二人に対立組織が報復に向かう。
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二人は島から脱出できるのか。


南国の静かで刹那的な青い海と空。
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刃物や銃による対照的な暴力シーン。

北野ブルーへの韓流リスペクト作品。
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内容自体は北野ブルー的復讐劇で過去の作品と比べるとやや単調。

原付2ケツシーンもどこかで観たね。

ただ、主役も脇役もしぶいのがパク·フンジョン監督作品の良さ。

際立つのが、復讐に執着する対立組織理事役のチャ·スンウォン。
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復讐のためなら手段を厭わない残忍冷酷な一方で、年長者への敬語や約束は果たす義理堅い一面も。
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運命に翻弄される寡黙な主役を上回る存在感。

劇場公開予定がコロナ渦のため2021年よりNetflix独占公開。

1年我慢してたけど、この作品観たさでついにNetflix加入。

パク·フンジョン、ありがトゥース!!

猟奇殺人犯を追う2人の刑事の骨太ドラマ。
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女子高生惨殺事件の捜査を任された相棒関係だった2人の刑事。

情報屋と癒着して効率的に捜査するハンス。
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合法的捜査のために遅れをとり、焦るミンテ。
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犯人の有力な情報提供のかわりに自分の殺人の隠蔽をハンスにもちかける情報屋チュンべ。
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交換条件によって犯人に近づく一方、窮地に陥るハンス。


犯人を追い詰めながらも、自身も追い詰められていく2人。


韓流あるあるの残酷描写や過度な演出は抑え、捜査の展開や追い詰められていく感情を「殺人の追憶」のように丁寧に描写。


V.I.P」以来の見応えのある骨太ドラマ。

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