ミラーボール日記

2015年07月

疲れが抜けず、たぶん2週間ぶりの釣り。

珍しく子供が早く寝てくれたので、好機を逃さず岩内港へ!
ヒラメ狙うなら今なら噴火湾なんだけど、もう面倒くさい(≧∇≦)

ソイかアブが遊んでくれないかと期待して、東防波堤で10時半にキャスティング。

マズメの釣りとちがって、気楽〜♪

曲がり角付近でワームで中層狙うも、海藻がじゃま(ーー;)

仕方ないので、根がかり多発の先端行けば、やっぱり根がかり(ーー;)

眠くなってきたので、12時半で納竿。
いつも通りのノーバイトノーフィッシュ(涙)
イカ狙っとけばよかったかな〜(>_<)

根がかりしてもリーダーは切れなかったので、FGノットについては手応え。

さいしょの編み込みが肝ですね。

もうすぐ8月。
どうしようかな〜、釣り!

前世で罪を犯した魂が自殺した中3男子の体に「ホームステイ」し、罪を自覚する修行の物語。
image

家庭、片想いの同級生、いじめ、進学。
一色で片付けられず、目がくらむほどカラフルな世の中。
その極彩の渦の中で悩み、生きる勇気がもてない主人公。

そんな彼に「ホームステイだと思えばいいのです」とほほえむガイド役の天使。
自分で自分をしばらず、自由に動いていたホームステイのようにと。

同じ悩みを抱える若者にお勧めの著作。
不倫や援交もあるのでR15かな。

著者原作の映画ダイブ!が今晩地上波で放送されますね。
原作読んでないけど、とりあえず録画!

アラフォー独身OLツキコが行きつけの飲み屋で高校時の国語担当だった老人とばったり再会。
飲み仲間程度だったのが、季節を重ねていくごとに近づいていく二人の距離感。
image

肴の趣味が合い、いっしょに飲んでも酒は手酌、勘定は別々。
たまに酌はするけど、ツキコの酌は下手くそだからと断るセンセイ。

かたくなで気ままな2人のやりとりがおもしろい。

何気なく1人で過ごしてきたツキコの中で少しずつセンセイの存在が大きくなり、恋する乙女に変わっていく描写がお上手。

一方、いつも清潔な身なりでていねいな口調のセンセイ。
私の中では、終始スラムダンクの安西先生。
70過ぎて飲み屋に通う経済力と行動力、健康体。
センセイのように老いても青春してたいですね。

おかしくて哀しくて優しい読後感に2度読みしてしまったのも納得の第37回谷崎潤一郎賞受賞作。

川上さん、ありがトゥース!!

以前紹介した「夏の庭」の著者による長編。
死んだ夫と「1番きれいな場所」へ旅する妻の物語。
image

映画のようは風景描写と、感情を抑えながらも丁寧な心境の描写。
image

行方不明の夫の身辺を探すあまり、夫の浮気相手とすら仲よくなろうとする主人公。
道中、夫の姿が見えなくなる度に不安にかられる姿が切ない。
image

大事な人が死後に戻ってきたら、やはり遺族は主人公のように「いかないで」とすがるでしょうね。
行方不明は家族につらい思いをさせますね。
海や山に行く時は、きちんと行き先を告げましょう!(笑)

読後知ったけど、黒沢清氏により映画化されて、今年5月にカンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞を受賞したそう。
深津絵里、浅野忠信出演ということで要チェック!

湯本さん、ありがトゥース!!

死の可否を判断する死神と対象に選ばれた人との交流を描いた短編集。
image

変な客につきまとわれ、鬱状態の大手企業電話オペレーター女性、
任侠を貫き、周囲から疎んじられる中年やくざ、
冬山の孤立した洋館で夫の変死に逢う中年女性、
不器用に片想いを続けるブティック勤務のメガネ男子、
衝動的に殺傷事件を起こし、最後の旅行を強行する20代青年、
海を見下ろせる美容院を営む老婆。
image

ミュージックを愛し、渋滞を嫌うなど主人公のクールさが目立つ一方、主人公以外の描写が希薄で、ストーリーだけが駆け足で進んでいく違和感。
そんな違和感がすべて帳消しにされる老婆編ラストのカタルシス。

巧妙!

翻弄され、よろこびも哀しみも受け入れ、重ねた年月だけ様々な色で輝く老婆の人生。
ラストシーンの海面を射す太陽がまぶしい!

死ぬ時は、「あ~、楽しかった!」と言って死にたいですね。

第57回日本推理作家協会短編部門受賞作。

このページのトップヘ